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medium 霊媒探偵城塚翡翠 表紙

medium 霊媒探偵城塚翡翠

2026年5月16日 更新

今日は、相沢沙呼さんの『medium 霊媒探偵城塚翡翠』をご紹介します。

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店頭POP

今の気分に合う一冊かも

気分、読みどころ、向いている読者を店頭POPのようにまとめました。

こんな時に
霊視と論理が交差する本格ミステリーを、最後まで疑いながら読みたい時
刺さるポイント
死者が視える探偵と推理作家の捜査が、超常と推理の境界を揺さぶっていく
向いている人
どんでん返し、連続殺人、特殊設定ミステリーの仕掛けを楽しみたい人

Reading Notes

読みどころメモ

音声レビューの要点

今日は、相沢沙呼さんの『medium 霊媒探偵城塚翡翠』をご紹介します。

この作品は、死者の存在を感じ取る霊媒の女性、城塚翡翠と、推理作家の香月史郎が難事件に挑む本格ミステリーです。霊視によって真相に近づけるとしても、それだけでは証拠にならない。だからこそ香月は、翡翠が見たもの、感じたものを手がかりに、現実の論理として事件を組み立てようとします。

物語は、霊媒という超常的な設定を使いながら、推理小説としての手順を大切に進んでいきます。読者は、翡翠の不思議な力を信じてよいのか、それともどこかに別の説明があるのかを考えながら読み進めることになります。事件の背後では連続殺人の気配も高まり、捜査の緊張感と登場人物同士の心理的な距離が少しずつ詰まっていきます。

読みどころは、特殊な能力に頼るだけでは終わらない構成です。霊視、推理、証拠、語りの見せ方が重なり合い、読者が見ているものの意味を何度も問い直させます。ミステリーとしての評価が高いのは、単に意外な結末があるからではなく、そこへ至るまでに積み重ねられた違和感や伏線が、読み終えたあとに別の形で立ち上がるからです。

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』は、心霊ものの雰囲気と、本格推理の快感を同時に味わいたい人に向いた一冊です。華やかなキャラクター性がありながら、物語の芯には冷静な論理があります。読み手に「何を信じて読んでいたのか」を突きつける、仕掛けの強いミステリーです。

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