店頭POP
今の気分に合う一冊かも
気分、読みどころ、向いている読者を店頭POPのようにまとめました。
- こんな時に
- 不可思議な事件を医学の視点から解きほぐしたい時
- 刺さるポイント
- 天才医師が奇妙な訴えの裏にある病を診断し、謎解きと医療が自然に結びつく
- 向いている人
- キャラクターの掛け合いも楽しめる連作医療ミステリーを読みたい人
Reading Notes
読みどころメモ
音声レビューの要点
今日は、知念実希人さんの連作医療ミステリー 『天久鷹央の推理カルテ』をご紹介します。
物語の中心にいるのは、天医会総合病院の統括診断部を率いる天才医師、天久鷹央です。ほかの診療科で原因がわからないとされた患者たちが、この特別な部署に集められます。河童を見たという少年、人魂に怯える看護師、ありえない妊娠を訴える女子高生など、持ち込まれる相談は一見すると医学から遠い怪事件のように見えます。
けれど鷹央は、常識外れに見える出来事の中から、わずかな症状や証言の矛盾を拾い上げていきます。謎の正体は超常現象ではなく、人間の身体や心に潜む病のサインかもしれない。そんな視点で読み進めるうちに、医療と推理がぴたりと重なる面白さが立ち上がります。
鷹央の鋭さと周囲を振り回す奔放さは、物語に軽快なリズムを与えています。一方で、患者が抱えている不安や恐れは切実で、謎が解けたあとにも人の弱さや孤独が静かに残ります。
シリーズの入口としても読みやすく、短いエピソードごとに異なる医学ミステリーを楽しめる作品です。奇妙な謎を、現役医師ならではの視点で鮮やかに診断していく快感を味わえる一冊です。
Nearby Shelves
近くの棚を見る
近くの棚: 似た読み味の本
Discover More
この本から広げて探す
もっと本を探す
近いジャンルや著者から、今の気分に合う本を続けて探せます。