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スマホを落としただけなのに 表紙

スマホを落としただけなのに

2026年5月27日 更新

今日は、志駕晃さんの『スマホを落としただけなのに』をご紹介します。

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店頭POP

今の気分に合う一冊かも

気分、読みどころ、向いている読者を店頭POPのようにまとめました。

こんな時に
身近な日常が一瞬でサスペンスに変わる物語を読みたい時
刺さるポイント
スマホの紛失から、SNS、個人情報、連続殺人の恐怖が連鎖していく
向いている人
テンポの速いミステリー、現代的な犯罪小説、映像的なサスペンスが好きな人

Reading Notes

読みどころメモ

音声レビューの要点

今日は、志駕晃さんの『スマホを落としただけなのに』をご紹介します。

きっかけは、とてもありふれた出来事です。麻美の恋人、富田がタクシーの中にスマートフォンを置き忘れる。それだけのはずでした。ところが、スマホを拾った人物は、ただの親切な人間ではありません。個人情報、写真、連絡先、SNSのつながりが次々と読み取られ、麻美の日常は見えない誰かに侵食されていきます。

本作の怖さは、怪しい館や特別な犯罪現場ではなく、誰もが持っているスマホから物語が始まるところにあります。落としただけ、見られただけ、知られただけ。その小さな隙間から、人間関係や生活圏が丸裸にされていく。便利さの裏側にある危うさが、サスペンスとしてわかりやすく、強く描かれています。

同時に、物語は連続殺人事件の不穏さも抱えています。ネット上の情報と現実の事件が結びつき、誰がどこまで狙われているのか分からない緊張感が続きます。展開は映像的でテンポが速く、ページをめくる手を止めにくいタイプのミステリーです。犯人像の不気味さと、スマホという身近な道具の怖さが重なって、読後には自分の端末を見直したくなるような余韻があります。

『スマホを落としただけなのに』は、現代の生活感覚に直結したサスペンスを読みたい人におすすめです。難解な謎解きよりも、日常が少しずつ壊れていく怖さを味わいたい人に向いています。便利なものに守られているつもりで、実はどれほど無防備なのか。その問いが、物語の最後までじわじわ迫ってきます。

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