店頭POP
今の気分に合う一冊かも
気分、読みどころ、向いている読者を店頭POPのようにまとめました。
- こんな時に
- 怪談の不気味さとミステリーの構成力を同時に楽しみたい時
- 刺さるポイント
- 連作の怪異が少しずつつながり、現象よりも人の心が怖くなる
- 向いている人
- 後からじわじわ効くホラーミステリーを求める人
Reading Notes
読みどころメモ
音声レビューの要点
今日は、芦沢央(あしざわよう)さんの怪異ミステリー 『火のないところに煙は』をご紹介します。
この物語は、ある執筆依頼をきっかけに、主人公が不可思議な出来事と向き合う連作形式の物語です。最初の奇妙な事件から始まり、怪異や不可解な体験談が次々と持ち込まれ、いずれも一見ばらばらの出来事のように思えたものが、読み進めるうちに少しずつつながって見えてきます。奇妙な“染み”や見えない気配、説明のつかない現象が、読者の想像力を刺激し、背筋をぞくりとさせる展開が続きます。
やがて物語の核心へと迫るにつれて、ただの怪談ではない、“人の心が引き起こす恐怖”や、“語られない真実”が浮かび上がり、読者を静かな戦慄へと誘います。聴き終えたあとにも、どこか現実と重なる余韻が心に残る一冊です。
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