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まず耳で確かめたいトーク
紹介本と会話の入口を、試聴前に選びやすいPOPとしてまとめました。
- 紹介本
- モモ / ミヒャエル・エンデ
- 話題の入口
- 子どもの頃に読んだ人も、大人になってから読み返すとまったく違う響き方をする名作ですね。
- 聴きどころ
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導入
MC
今日はミヒャエル・エンデさんの『モモ』を取り上げます。
アシスタント
子どもの頃に読んだ人も、大人になってから読み返すとまったく違う響き方をする名作ですね。
MC
時間をめぐるファンタジーでありながら、忙しさに追われる現代の生活にも強く刺さる作品です。
あらすじ
MC
主人公のモモは、町はずれの円形劇場跡に暮らす不思議な女の子です。
アシスタント
彼女には派手な魔法があるわけではありません。ただ、人の話を本当に聞くことができます。
MC
モモに話を聞いてもらうと、大人も子どもも、自分の考えや気持ちを取り戻していくんですよね。
アシスタント
ところが、灰色の男たちが町に現れ、人々に時間を節約するようにささやき始めます。
失われていく時間
MC
人々は無駄をなくし、効率よく働き、時間を貯めているつもりになります。
アシスタント
でも実際には、誰かと話す時間、遊ぶ時間、立ち止まる時間がどんどん消えていくんです。
MC
ここが読んでいて怖いところですね。奪われているのに、自分では前に進んでいると思ってしまう。
アシスタント
時間を節約しているはずなのに、生活の豊かさが薄くなっていく描写がとても鋭いです。
モモの聞く力
MC
モモの一番の魅力は、相手を変えようとしないところだと思います。
アシスタント
ただ黙って聞くことで、相手が自分の中にある答えに気づいていく。これはすごく大きな力ですよね。
MC
物語の中では静かな能力に見えますが、実は灰色の男たちに対抗する核になっています。
アシスタント
効率や成果では測れない時間の価値を、モモの存在そのものが示しているんだと思います。
大人に響く理由
MC
『モモ』は児童文学として読める一方で、大人になってからの方が痛いほどわかる部分があります。
アシスタント
予定を詰め込み、急ぎ続け、何かをこなしているのに、なぜか満たされない。その感覚に重なりますね。
MC
灰色の男たちはファンタジーの存在ですが、私たちの生活の中にも似たささやきがある気がします。
アシスタント
だからこそ、モモが守ろうとする時間は、物語の中だけのものではなく感じられます。
おすすめしたい人
MC
忙しさに疲れている人、時間をうまく使うことばかり考えている人に読んでほしい作品です。
アシスタント
親子で読んでもいいですし、大人が一人で静かに読み返すのにも向いています。
MC
冒険の楽しさもありますが、読み終えた後に残るのは、自分の時間をどう生きるかという問いです。
アシスタント
誰かとゆっくり話したくなる一冊でもありますね。
まとめ
MC
『モモ』は、時間を奪われていく世界の中で、聞くこと、待つこと、遊ぶことの意味を思い出させてくれる物語でした。
アシスタント
効率では測れない豊かさを、やさしいファンタジーの形で届けてくれる作品ですね。
MC
忙しい毎日の中で立ち止まりたい時に、ぜひ手に取ってみてください。
アシスタント
今日はありがとうございました。