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紹介本と会話の入口を、試聴前に選びやすいPOPとしてまとめました。
- 紹介本
- 少年と犬 / 馳星周
- 話題の入口
- 今日は馳星周さんの『少年と犬』を取り上げます。第163回直木賞受賞作品です。
- 聴きどころ
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導入
MC
今日は馳星周さんの『少年と犬』を取り上げます。第163回直木賞受賞作品です。
アシスタント
馳星周さんといえば、ノワールや犯罪小説のイメージが強い方も多いと思います。この作品は少し趣が違いますよね。
MC
はい。東日本大震災の被災地から一匹の犬が旅を続け、出会う人々の人生を変えていく連作短編集です。
あらすじ
MC
物語の軸になるのは「多聞」という名の犬です。震災後の仙台から出発し、さまざまな土地で人間と出会います。
アシスタント
各章に登場するのは、それぞれ異なる事情を抱えた人たち。犯罪に手を染めた男、孤独な老人、夫のDVに苦しむ女性。
MC
多聞はそうした人たちのそばに寄り添い、やがてまた次の場所へ向かいます。最終章で多聞が目指していた場所が明かされるとき、物語全体の意味が浮かび上がります。
無償の愛
MC
この作品の核にあるのは、犬が人に向ける無条件の愛です。多聞は言葉を持ちませんが、ただそばにいることで人の心を溶かしていきます。
アシスタント
読書メーターでも「犬が人を救う物語に涙が止まらなかった」「犬の純粋さに胸を打たれた」という感想がとても多いです。
MC
馳星周さんは大の犬好きとして知られていて、犬の描写のリアルさと温かさが作品の大きな魅力になっています。
人間の弱さと再生
MC
連作に登場する人間たちは、弱さや過ちを抱えています。でも多聞との出会いが、それぞれの人生に小さな転機をもたらします。
アシスタント
人間のどうしようもない部分を描きつつ、それでも前を向ける可能性を示してくれるんですよね。
MC
各話は独立して読めますが、通して読むと多聞の旅路が一本の糸のように物語をつないでいきます。最後に明かされる多聞の目的地は、読んだ方の多くが涙を流す場面です。
どんな人におすすめか
MC
動物が好きな方には文句なしにおすすめですが、それだけではありません。
アシスタント
震災後の日本を舞台にした静かな人間ドラマとしても秀逸ですし、連作短編として構成も見事です。
MC
ハードボイルド作家が描く優しさという意外性も魅力です。直木賞受賞の実力を堪能してほしい一冊です。
まとめ
MC
『少年と犬』は馳星周さんが描いた、犬と人間の絆を通じて再生を描く感動的な連作短編集でした。
アシスタント
読み終えたあと、そばにいてくれる存在の尊さを改めて感じる作品ですよね。
MC
気になった方はぜひ手に取ってみてください。今日はありがとうございました。
アシスタント
ありがとうございました。