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この棚で手に取りたい理由
要約の冒頭と棚の手がかりから、手に取る理由をまとめました。
- 読みどころ
- 今日は、 池井戸潤さんの『ルーズヴェルト・ゲーム』についてお話しします。
- 棚のジャンル
- お仕事 / 経済
- 試し聴き
- 音声レビューで、読む前に作品の雰囲気を確かめられます。
Reading Notes
読みどころメモ
音声レビューの要点
今日は、 池井戸潤さんの『ルーズヴェルト・ゲーム』についてお話しします。
物語の中心にあるのは、中堅メーカーの青島製作所と、その社会人野球部です。会社は業績不振に苦しみ、ライバル企業からの攻勢も強まっています。経営を立て直すためにリストラが進められ、かつて名門だった野球部も廃部の危機に追い込まれます。会社にとって野球部は必要なのか。勝てないチームに未来はあるのか。その問いが、社員たちの誇りを揺さぶります。
この作品では、会社経営の戦いと野球の試合が重なり合うように進んでいきます。社長、選手、監督、技術者、それぞれが自分の持ち場で負けられない勝負を抱えています。数字で切り捨てる合理性と、簡単には捨てられない人の情熱。その両方を描くことで、組織が一つの方向へ動き出す瞬間の高揚が生まれます。
題名が示すように、最後まで点を取り合うような逆転の面白さが魅力です。企業小説としての駆け引き、スポーツ小説としての熱量、そして働く人の意地が一体になった、前向きな読後感を残す一冊です。
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