店頭POP
今の気分に合う一冊かも
気分、読みどころ、向いている読者を店頭POPのようにまとめました。
- こんな時に
- やさしさや勇気を、まっすぐな物語で受け取りたい時
- 刺さるポイント
- 小さな親切が次の誰かを助けていく、ありがとうの魔法
- 向いている人
- 子どもと一緒に読める温かな物語や、大人にも残る絵本が好きな人
Reading Notes
読みどころメモ
音声レビューの要点
今日は、森沢明夫さん作、加藤美紀さん絵の絵本 『新装版 虹の森のミミっち』をご紹介します。
主人公は、虹の森に住むパンダ模様の泣き虫うさぎ、ミミっちです。 ある日、大好きなおばあちゃんが毒キノコを食べて倒れてしまい、 ミミっちは助けるための薬草を探しに出かけます。 怖い谷へ向かう途中で、困っている仲間たちに出会い、 自分も不安でいっぱいなのに、勇気を出して手を差し伸べていきます。
この絵本が描くのは、 大きな力を持った主人公の冒険ではありません。 泣き虫で、怖がりで、それでも目の前で困っている誰かを放っておけない小さな存在が、 少しずつ前へ進んでいく物語です。 助けた相手から返ってくる「ありがとう」は、 ただの礼儀ではなく、ミミっちの背中を押す力になります。 その積み重なりが、やがておばあちゃんを救う冒険へつながっていきます。
読者からは、 子どもに読み聞かせたい、 大人が読んでも素直に胸が温かくなる、 絵の色合いと物語のやさしさが合っているという声が見られます。 森沢作品らしい人へのまなざしが、 絵本という形になっているところも魅力です。 むずかしい言葉で教訓を語るのではなく、 ミミっちの行動を通して、親切にすること、感謝を伝えることの意味が自然に伝わります。
『新装版 虹の森のミミっち』は、 小さな勇気を大切にしたい時に開きたい絵本です。 子ども向けでありながら、 日々の中で「ありがとう」を忘れがちな大人にも、 静かに効いてくる一冊です。
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