店頭POP
今の気分に合う一冊かも
気分、読みどころ、向いている読者を店頭POPのようにまとめました。
- こんな時に
- 家族の変化や将来への不安で、気持ちの置き場を探している時
- 刺さるポイント
- 離れて暮らす姉弟が介護と日常を分かち合い、関係の機微を丁寧に積み重ねていく
- 向いている人
- 静かな成長物語で、身近な人との時間を見つめ直したい人
Reading Notes
読みどころメモ
音声レビューの要点
今日は、飛鳥井千砂さんの瑞々しいデビュー作 『はるがいったら』をご紹介します。
この物語は、両親が離婚し離れて暮らすことになった姉弟の日常と心の揺れを描いた作品です。 完璧主義の姉は、仕事もプライベートもきちんとこなそうとする一方で、 婚約者のいる幼なじみとの関係に気持ちが揺れる日々。 弟は、穏やかで冷静な性格ながら、進路に悩み、 寝たきりの愛犬・ハルの介護をしながら高校生活を送っています。
物語は大きな事件や劇的な出来事を追うものではなく、 姉弟が日々の中で互いを思いやり、支え合いながら 少しずつ自分の気持ちと向き合っていく日常を丁寧に描きます。 介護を交代し、互いの立場を知る時間のなかで、 二人にとっての“春”が来ること、ハルとの時間が教えてくれたこと。 やさしく胸に残る物語です。
この作品は、華やかな出来事ではなく、 身近な人との関係や些細な瞬間を通して成長していく姿を静かに描いています。 聞き手のあなたにも、大切な人や日々の時間を見つめ直す あたたかな気持ちを呼び起こしてくれる一冊です。
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