読書感想文の書き出し例|小説で書けない時の始め方
読書感想文の書き出しで止まる人へ。あらすじから始めない書き方、問い・場面・自分の変化から始める型と、書きやすい小説を紹介します。
目次 9セクション
読書感想文でいちばん止まりやすいのは、最初の一文です。
「この本を読んで、私は感動しました」から始めると、そのあとが続かないことがあります。感動した理由がまだ言葉になっていないのに、結論だけ先に置いてしまうからです。
この記事では、小説の読書感想文の書き出し例と、書き出しを作りやすい本の選び方を紹介します。
この記事のポイント
- 書き出しは、あらすじではなく自分の疑問や引っかかりから始めると続けやすい
- 人物の選択、社会の普通、仕事や友情など、自分の言葉にしやすいテーマを選ぶ
- 最初の一文は完成度より、次の段落へつながる問いを置くことを優先する
書き出しで使いやすい4つの型
感想文の始め方
- 問いから始める
- 印象に残った場面から始める
- 読む前と読んだ後の変化から始める
- 登場人物に対する違和感から始める
感想文は、あらすじを上手にまとめる文章ではありません。読んだあとに自分の中で何が引っかかったかを説明する文章です。
最初から正しいことを書こうとすると止まります。まずは「なぜこの場面が気になったのか」「自分なら同じ選択をするか」という小さな問いを置いてみてください。
書き出しを作りやすい小説4冊
| 作品 | 書きやすいテーマ | 書き出しの方向 |
|---|---|---|
| コンビニ人間 | 普通、居場所、社会に合わせること | 普通とは誰が決めるのか |
| 夜明けのすべて | 不調、支え合い、働き方 | 人を助けるとはどういうことか |
| 成瀬は天下を取りにいく | 自分らしさ、挑戦、周囲の目 | なぜ成瀬の行動は人を動かすのか |
| 舟を編む | 言葉、仕事、積み重ね | 地味な仕事はなぜ心に残るのか |
問いから始める書き出し
問いから始めると、次の段落で理由を書きやすくなります。
この型は、『コンビニ人間』のように社会の価値観を考えやすい小説に向いています。最初に問いを置き、そのあとで主人公の生き方、自分が違和感を持った場面、自分の生活とのつながりを書いていきます。

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場面から始める書き出し
印象に残った場面があるなら、そこから始めると具体的になります。
場面から始める時は、詳しいあらすじを長く書かなくても大丈夫です。なぜその場面が残ったのか、自分はどんな助け方を「やさしい」と感じたのかを書けば、感想文として自然に広がります。

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読む前と読んだ後の変化から始める
感想文では、自分の見方がどう変わったかを書くと説得力が出ます。
『成瀬は天下を取りにいく』は、主人公の行動力だけでなく、それを見ている周囲の変化も書きやすい作品です。最初の印象と読後の印象を比べるだけで、文章の流れが作れます。

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違和感から始める書き出し
感想文は、好きだったことだけを書かなくても構いません。むしろ違和感は良い入口になります。
『舟を編む』のようなお仕事小説は、派手な事件がないぶん、仕事の意味や積み重ねについて書きやすいです。最初に感じた地味さや遠さを正直に書き、そこから見方が変わった理由を説明できます。

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あらすじを書きすぎないために
読書感想文であらすじが長くなる時は、先に「自分の問い」を一つ決めると短くできます。
あらすじを短くするコツ
- 主人公、悩み、変化だけを一文で書く
- 結末の説明より、自分が考えたことを多めにする
- 印象に残った場面は一つに絞る
- 最後は本の評価ではなく、自分の変化で終える
たとえば『コンビニ人間』なら「普通とは何か」、『夜明けのすべて』なら「支え合うとは何か」、『成瀬は天下を取りにいく』なら「自分らしさとは何か」、『舟を編む』なら「仕事の意味とは何か」。問いを一つに絞るだけで、感想文は書きやすくなります。
よくある質問
FAQ
読書感想文の書き出しは、あらすじから始めてもいいですか?
始めても構いませんが、長くなりやすいです。最初に問いや印象に残った場面を置くと、感想へ入りやすくなります。
感動しなかった本でも感想文は書けますか?
書けます。納得できなかった人物、違和感を持った場面、読む前と読んだ後で変わった見方を軸にすると文章になります。
書き出しが決まらない時はどうすればいいですか?
最初の一文を最後に書く方法もあります。先に印象に残った場面や考えたことをメモし、最後に一番自然な一文を冒頭へ置いてください。
まとめ
読書感想文の書き出しは、上手なあらすじから始めなくても大丈夫です。
問いから始める、場面から始める、読む前後の変化から始める、違和感から始める。どの型でも、次の段落に自分の考えをつなげられれば十分です。
書きやすい本を選ぶなら、『コンビニ人間』『夜明けのすべて』『成瀬は天下を取りにいく』『舟を編む』のように、テーマを自分の言葉にしやすい小説から始めてみてください。

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