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時をかけるゆとり 表紙

時をかけるゆとり

2026年5月27日 更新

今日は、朝井リョウさんの初エッセイ集 『時をかけるゆとり』をご紹介します。

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店頭POP

今の気分に合う一冊かも

気分、読みどころ、向いている読者を店頭POPのようにまとめました。

こんな時に
活字で思いっきり笑いたい、気楽に読める一冊を探している時
刺さるポイント
大学生の無意味で愛おしい日々を、抜群の観察眼と自虐で笑いに変える
向いている人
肩の力を抜いて読める爆笑エッセイを求めている人

Reading Notes

読みどころメモ

音声レビューの要点

今日は、朝井リョウさんの初エッセイ集 『時をかけるゆとり』をご紹介します。

直木賞を戦後最年少で受賞した小説家が、実はとんでもなく面白い日常を送っていた。そんなギャップに驚かされる一冊です。

この本には、上京してからの大学生活、アルバイト、夏休み、就職活動、そして社会人になりたての頃のエピソードが二十三編収められています。自転車で東京から京都を目指したり、百キロウォークに挑戦したりと、体当たりの経験談が次々と飛び出してきます。

特徴的なのは、朝井さん自身の観察眼の鋭さです。何気ない出来事の中にある可笑しさを的確にとらえ、自分自身を客観的に見つめる視点で文章にしています。読んでいると、電車の中で思わず吹き出しそうになる場面が何度もあります。

小説で見せる繊細な筆致とのギャップも、このエッセイの大きな魅力です。鋭い人間観察の裏に、こんなにも愉快で、ちょっとおっちょこちょいな素顔が隠れていたのかと、朝井リョウという作家をもっと好きになれる一冊です。

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