店頭POP
今の気分に合う一冊かも
気分、読みどころ、向いている読者を店頭POPのようにまとめました。
- こんな時に
- 好きな作家のエッセイシリーズを最後まで読み切りたい時
- 刺さるポイント
- 年齢を重ねた著者が、変わらぬ笑いと新たな深みを見せるシリーズ完結編
- 向いている人
- ゆとりシリーズのファン、朝井リョウの人柄に惹かれた人
Reading Notes
読みどころメモ
音声レビューの要点
今日は、朝井リョウさんのエッセイ第三弾 『そして誰もゆとらなくなった』をご紹介します。
「ゆとり」シリーズの完結編にあたるこの作品は、三十代に差しかかった朝井さんの日常が描かれています。コロナ禍を挟んだ数年間のエピソードが中心で、これまでとは少し違った空気感も漂います。
けれど安心してください。相変わらず笑わせてくれます。ホールケーキを食べ続けたら体に異変が起きた話や、旅先でのトラブルなど、本人は至って真剣なのにどうしても笑ってしまうエピソードが満載です。
一方で、年齢を重ねたからこそ生まれる視点の変化も感じられます。若い頃の勢いだけでは乗り越えられないことへの向き合い方や、友人との関係の変化など、笑いの中にふと考えさせられる瞬間があるのもこの巻の持ち味です。
三冊を通して読むと、一人の人間が大学生から三十代へと成長していく過程を追体験できます。シリーズの最後にふさわしい、笑いと少しの感慨が詰まった一冊です。
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