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パラドックス13 表紙

パラドックス13

2026年5月27日 更新

今日は、東野圭吾さんのSFサスペンス 『パラドックス13』をご紹介します。

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店頭POP

今の気分に合う一冊かも

気分、読みどころ、向いている読者を店頭POPのようにまとめました。

こんな時に
日常が一瞬で崩れた世界で、人間の選択を見つめる物語を読みたい時
刺さるポイント
SF設定を入口に、極限状態の倫理と集団心理をサスペンスとして描く
向いている人
大きなスケールの東野圭吾作品や、サバイバル要素のある群像劇が好きな人

Reading Notes

読みどころメモ

音声レビューの要点

今日は、東野圭吾さんのSFサスペンス 『パラドックス13』をご紹介します。

物語は、ほんの十三秒の異変から始まります。世界の中でその十三秒だけは何も起こしてはいけない、と警告されていた時間を境に、東京から人の姿が消えてしまいます。残されたのは、年齢も立場もばらばらな十三人の男女です。彼らは、壊れた街と不安定な天候の中で、なぜ自分たちだけがここにいるのかを探りながら、生き延びる道を探すことになります。

この作品は、異常現象の謎を追うSFであると同時に、極限状態に置かれた人間の物語でもあります。社会のルールが通じなくなった時、何を守るべきなのか。多数を助けるために、少数を犠牲にしてよいのか。登場人物たちは、普段なら考えなくてすむ問いを目の前に突きつけられます。

読み味はかなりエンターテインメント性が強く、災害、サバイバル、ミステリーの要素がテンポよく重なります。一方で、派手な設定の奥には、家族への思い、責任から逃げられない人の苦しさ、集団の中で声の大きい者に流される怖さもあります。状況が過酷になるほど、人物の本音が浮き上がってくるところが印象的です。

日常の延長にある現実的なミステリーとは違う、スケールの大きな東野圭吾作品を読みたい人におすすめです。謎の答えだけでなく、もし自分がその場に残されたら何を選ぶのかを考えながら読める一冊です。

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